仮想通貨のリスクとは?これから始める際のリスクをまとめました
前記事⇒仮想通貨の定義とは?
これから仮想通貨を始めるうえで、主なリスクとなる、価格変動リスク、取引所リスク、ウォレット管理リスクについてまとめてみました!
価格変動リスク
仮想通貨はまだまだ「発展途上」です。
今後広く普及するかもしれないし、
大きな欠陥が見つかり消えるかもしれません。
「株」であればその会社の価値、
「法定通貨」であればその国の信用、が価格の担保となりますが、
仮想通貨は?
仮想通貨を発行しているのは国でも会社でもないため、
仮想通貨自身で信頼性を確保する必要があります。
ビットコインなどが現在の価値を保っているのは、
ビットコインに関わる人たちが、そのシステムや価値に信頼を置いているからです。
言い換えれば、みんなが価値がないと思った瞬間、
価格はいとも簡単に暴落してしまう可能性があります。
価格変動率は円/ドルFXの10倍とも言われており、
かなりハイリスクハイリターンの市場だと認識する必要があります。
取引所リスク
取引所がハッキングされたり、倒産した場合、
利用者は自身の資産を失ってしまうリスクがあります。
直近で言うと、コインチェックでNEM不正流出事件(詳しくはこちら⇒コインチェックNEM不正送金トラブルについて)が起きたように、
かなり身近なリスクと言えます。
「株式」の場合は、顧客が購入した株式はほふり(証券保管振替機構)により管理されており、証券会社が倒産しても顧客の株式は安全に保たれます。
「FX」の場合も、顧客の資産は全て信託銀行で保管されているため、FX業者が倒産しても顧客の資産は安全に保たれます。
他方、仮想通貨の場合は、「取引所による分別管理」となっており、顧客資産を保管しておく第三者機関が存在しません。
これを見ると、株やFXに比べて、安全度が落ちると言わざるを得ません。
株やFXに比べて、仮想通貨がまだ「発展途上」であり、
制度や法律が追いついていないためと思われます。
ただ、リスクを知った上で対策は打てます。
具体的には、取引所を厳選すること、使う取引所を分散させること、自身のウォレットで仮想通貨を管理すること、などです。
少し面倒ですが、発展途上だからこそ投資のリターンもあるので、
制度や法律が整うまでは、自身の資産は自身で責任をもって管理しましょう。
ウォレット管理リスク
取引所ではなく、自身のウォレットで仮想通貨を管理する方法には主に3つあります
1.ウェブウォレット
2.ソフトウェアウォレット
3.ハードウェアウォレット
「ウェブウォレット」はインターネットにつながっている状態で利用するため、ハッキングなどのリスクが考えられます
「ソフトウェアウォレット」は自身のパソコンやスマホに、ソフトウェアをダウンロードして使うウォレットのため、
パソコンやスマホ自体がハッキングされた場合、仮想通貨が盗まれるリスクがあります(第三者に仮想通貨のデータを渡していないため、ウェブウォレットよりはリスクは低いです)
「ハードウェアウォレット」は実際にモノとして手元に置いておくウォレットです(USBメモリに仮想通貨を保管しておくイメージです)
こちらは、ハッキングなどのリスクはありませんが、紛失してしまったり、ハードウェアウォレット自体を盗まれてしまうリスクはあります(これは現金のリスクと同じですね)
コインチェックのNEM流出事件以降、ハードウェアウォレットはかなり注目されているようです
まとめ
これから仮想通貨を始める人が気になるであろう、仮想通貨の主なリスクを解説してみました!
他の金融商品とは明確に違いますが、そのぶん仮想通貨の魅力もあります。
これから始められる方は、リスクを踏まえたうえで、少額から始めることをおすすめいたします!