Anyca(エニカ)の保険の落とし穴

2018年7月10日Anyca(エニカ)




Anyca(エニカ)で車を借りる場合、1日自動車保険へ自動加入することとなります。

レンタカーだと1日保険は任意加入なので、強制加入のAnycaは事故やトラブルを事前に防ぐことに力を入れていると言えます。

しかも保険料は1日1800円と、1日保険の中では高めです。

その分大抵のことは補償されますが、それでも抜けてる箇所があります。

今回は、その点について話していきます。

運転中の事故しか補償されない

Anycaの保険で補償される対人や対物賠償、利用する車への補償は全て運転中のものです。

では、停車中のものは何かというと、盗難や当て逃げです。

これらは保険では補償されないため、実際に起きるとすごく厄介です。

オーナーさんは、あらかじめ、もしも盗難や当て逃げされた場合はどう責任をとってもらうのかを書いておくといいかもしれません。

日本で車の盗難なんて起きるの?と思うかもしれませんが、調べてみると年間約1万件の盗難事故が発生しています。

そのほとんどが「キーが刺さっていない状態での盗難」=プロの犯行なので、防ぐのは難しいですが、実際に起きる可能性があるということを頭に入れておきましょう。

当て逃げに関してはAnycaどうこうではなく、普通に駐車場に置いておくだけでも起こり得るので、盗難よりも確率は高いでしょう。


Anyca貸出中に盗難や当て逃げに遭った場合の対処法


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これはもう、保険対象外のため、Anycaはあまり関係ありません。

自身が車を停車中に盗難された時の対処法と同じく、まず警察へ届け出をします。

盗難車が見つかるかどうかは時間との戦いなので、速やかに届け出を出しましょう。

もしも盗難車が犯罪や事故を起こすと管理責任を問われることになるのでとにかく早めに届け出をしましょう。

あとは、盗難にあったことによる被害額を、Anycaで貸し出していたドライバーさんにどれくらい請求できるのかという話になり、もちろん弁護士の力を借りることになります。

もしオーナー自身が加入している自動車保険に盗難補償の項目があれば、それを使える可能性もあります。

当て逃げの場合も同じです。

まずは警察へ連絡、その後ご自身の車両保険の確認、ドライバーさんへの被害額請求が可能かどうか、また、どれくらいの割合で請求できるかの確認となります。


まとめ

Anycaの保険では、盗難や当て逃げは補償されないとAnycaのホームページでも大々的に公表されています。

その事実を知った上で、

もし盗難や当て逃げが起きた時にどう対処するのか、ふわっとでも頭に入れておくと、いくぶんか落ち着いて行動できると思います。

オーナーのみなさんは、

保険ですべてカバーできると思ってたのに〜!!

とならないようにしておきましょう!


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